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ゴルファーはそれぞれ独自のキメゴトがある。ショット前のプレショットルーティン、特にスイングの感覚を確認する素振りは重要な行為といえる。ではその素振りをいつ行うか。ティアップした後『ボール後方』で狙いを定めた際に行っている? それともアドレス直前『ボール横』に付いてから…? 今回から(全6回)、堅実なゴルフに定評のあるプロ15年目の市原弘大プロにお答えいただく。
まずは平均90台アベレージゴルファー調査から。結果は『ボール横』が78%(18人中14人)で多数派に。理由は「練習場と同じ要領で、『ボール横』で素振りをする」(GGさん)。「1回アドレスに入り、『ボール横』で素振りしてまた入り直す」(Mさん)という意見も多かった。
アベレージゴルファーは『ボール横』でという意見が多かったが、果たして市原弘大プロの見解は……!?(以下、市原プロの解説)
僕がどのようにショット前の素振りをしているのか。実際のルーティンで説明していきましょう。まずティアップしたら、ターゲットとボールを結んだラインの後方に立ち、打っていく球筋や弾道を明確にイメージします。そのイメージした場所(『ボール後方』)で、スタンスや体の向きを目標に合わせて素振りを行います。
このときも頭の中でしっかりと球筋や弾道をイメージします。打ったインパクトでの打感や打音、出玉の高さなどをしっかり頭の中で思い浮かべます。その素振りのままのスイングイメージを頭に残したまま、ボールに対してスッとアドレスに入っていくのです。
僕が『ボール横』で素振りをしないのには理由があります。それは『ボール後方』で決めた目標に対し、『ボール横』では目線が少し右を向くことになります。そのままアドレスに入ってしまうと、その目線につられ、肩やスタンスのラインが右を向きやすくなるのです。
自分では気づかないくらいの僅かなズレであっても、人間の脳や体はそれを敏感に察知し、無意識に修正しようとします。ですので、『ボール横』で素振りを行うだけでも、実際とは異なるアライメントでイメージしてしまうことで、本番でのスイングに微妙な狂いが生じやすいのです。
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